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宝くじで10億円当たったらどうする?FPの僕が考えた「夢のない使い方」

お金の知識

2026.08.17

「もし明日、宝くじで10億円当たったらどうする?」

今日、僕が参加していた経営者会で、こんなトークテーマがありました。

10億円。

なかなか普段の生活では想像しない金額ですよね。

皆さんからは、

「家が欲しい」

「いい車を買いたい」

「子どもと旅行したい」

「家族に何かしてあげたい」

「仕事を辞めたい」

「好きなことだけして暮らしたい」

など、思い思いの答えが出てきました。

聞いているだけでも夢があります。

そんな中、FPである僕が話した内容はというと……

ものすごく夢のない、超現実的な話でした。笑

ただ、この「もし10億円あったらどうする?」という問い。

実は、資産形成や資産運用を考えるうえで、ものすごく大切なことが詰まっています。


FPの僕なら、10億円当たっても全部は使いません

先に結論から言うと、僕なら10億円当たった場合、大きく次のように考えます。

  • 一部は自分や家族のために使う
  • 残りは「使うため」に運用する
  • 資産寿命を考える
  • 自分が亡くなった後の相続まで考える

つまり、

10億円を「使うお金」として見るのではなく、「将来もお金を生み続ける資産」として見る

ということです。

そして、この考え方は10億円を持っている人だけの話ではありません。

老後資金3,000万円でも、1,000万円でも、500万円でも、基本的な考え方は同じだと思っています。


① 10億円を「使うため」に運用する

まず僕が考えるのは、

10億円そのものを使い続けるのではなく、10億円にお金を生んでもらうこと

です。

例えば、仮に10億円を運用して、年間4%程度の収益を得られたとします。

単純計算すると、

10億円 × 4% = 年間4,000万円

です。

つまり、元の10億円を大きく取り崩すのではなく、

資産から生まれたお金を使って生活する

という考え方です。

年間4,000万円あれば、

旅行にも行ける。

欲しいものも買える。

家族にもいろいろなことができる。

僕なら、

「10億円あるから、10億円を使う」

ではなく、

「10億円を、お金を生み続けるマシーンにする」

という考え方をします。

もちろん、実際の投資で毎年4%の利益が確実に出るわけではありません。

運用成果はその年によって変動しますし、投資する商品によってリスクも大きく異なります。

また、実際には税金や手数料なども考慮する必要があります。

この記事では、考え方を分かりやすくするために、

「仮に年4%程度の収益を得られた場合」

として単純計算しています。

大切なのは4%という数字そのものではありません。

元のお金を減らしながら使うのか。

それとも、

お金を生み出す仕組みを作って、そのお金を使うのか。

この違いです。


「10億円もある」ではなく、資産寿命を考える

ここで大切になるのが、

資産寿命

という考え方です。

資産寿命とは、簡単に言えば、

持っている資産が、あと何年持つのか

という考え方です。

例えば、10億円あったとしても、

毎年1億円ずつ使えば、単純計算では10年です。

毎年5,000万円ずつ使えば、20年です。

もちろん、10億円もあれば普通に生活している限り、簡単になくなる金額ではないでしょう。

ただ、人は持っているお金が増えると、生活水準も上がりやすくなります。

例えば、

高級な家を買う。

高級車を何台も所有する。

毎月旅行に行く。

いいホテルに泊まる。

家族や友人にご馳走する。

別荘を買う。

すると、資産を使うスピードだけではなく、

毎月必要になる固定費そのものも大きくなっていきます。

最初は、

「10億円もある」

と思っていたものが、

「まだ8億円ある」

「まだ5億円ある」

「まだ3億円ある」

と、徐々に減っていくかもしれません。

だから僕なら、

「いくら持っているのか」

だけではなく、

「この資産を何年間持たせたいのか」

を考えます。


資産形成は「いくら作るか」だけではない

資産形成というと、

「NISAを始めましょう」

「毎月○万円積み立てましょう」

「何%で運用しましょう」

という話が多いです。

もちろん、それも大切です。

でも僕は、

資産形成は、お金を作ったら終わりではない

と思っています。

例えば、老後までに3,000万円作れたとします。

その3,000万円を、

毎年300万円ずつ現金で取り崩せば、単純計算では10年です。

一方で、

生活費として使う現金を確保しながら、残りの一部を運用する。

そして必要な分を少しずつ取り崩していく。

そうすれば、資産寿命を延ばせる可能性があります。

つまり、

「どう増やすか」と同じくらい、「どう使うか」が大切

です。


② 10億円を「どう残すか」も考える

もう一つ、僕ならかなり真剣に考えることがあります。

それが、

相続です。

10億円を、

全部現金で持つのか。

株などの金融資産にするのか。

不動産を買うのか。

保険などを活用するのか。

資産の持ち方によって、自分が亡くなった後の状況は大きく変わります。

例えば、10億円の大部分を不動産に変えたとします。

資産としての価値はあったとしても、不動産は現金のように、

「今日売って、明日10億円になる」

とは限りません。

一方で、自分が亡くなれば、

  • 誰が何を相続するのか
  • 相続財産をどう分けるのか
  • 相続税をどう納めるのか
  • 必要な現金をどう準備するのか

という問題が出てきます。

資産はたくさんある。

でも、すぐ使える現金がない。

そんな状態になる可能性もあります。

だから、

「何を買うか」だけではなく、「買った後、それはどんな資産になるのか」まで考える。

これが大切です。


「資産が多い=相続で安心」とは限らない

相続を考えるとき、

「10億円もあれば、残された家族は安心だろう」

と思うかもしれません。

でも、必ずしもそうとは限りません。

例えば資産の多くが不動産で、

現金があまり残っていなかった場合。

相続税などの納税資金を用意するために、残された家族が資産を売却しなければならない可能性もあります。

さらに、

「この不動産は誰がもらうのか」

「会社の株は誰が引き継ぐのか」

「兄弟でどう分けるのか」

といった問題が出ることもあります。

つまり、

資産を増やすことと、資産を上手に残すことは別の話

です。

お金を増やすだけでなく、

「どう持つか」

「どう分けるか」

「どう渡すか」

まで考えておく必要があります。


僕なら、子どもやその先まで考える

僕には子どもがいます。

だからもし10億円を手に入れたら、自分が楽しく使うだけではなく、

子どもたちにどう残すのか

も考えると思います。

そして、そのさらに先。

子どもたちの子ども。

つまり僕の孫たちまで含めて、

三宅家として、この資産をどう受け継いでいくのか。

そこまで考えるかもしれません。

ただ、ここでも大切なのは、

「大金を残せば子どもが幸せになる」

とは限らないということです。

ただ単にお金を渡すのではなく、

どういう形で残すのか。

どう管理するのか。

何のために使ってほしいのか。

場合によっては、お金そのものだけでなく、

お金との付き合い方まで伝えること

が大切だと思っています。


家や車を買うことが悪いわけではありません

ここまで読むと、

「せっかく10億円当たったのに、全然使わないじゃん」

と思われるかもしれません。笑

でも、僕は家や車を買うことが悪いとは全く思っていません。

10億円当たったら、

家を買ってもいい。

車を買ってもいい。

旅行に行ってもいい。

ブランド物を買ってもいい。

家族や友人に何かしてあげてもいい。

むしろ、せっかくお金があるのであれば、

自分や大切な人が幸せになるために、ちゃんと使った方がいい

と思っています。

僕自身、

「10億円を運用します」

なんて偉そうなことを言っていますが、

多分、最初の1億円くらいは普通に使います。笑

欲しいものもありますし、旅行もしたい。

家族にもいろいろなことをしてあげたいです。

ただ、

残った9億円をどうするかは、かなり真剣に考えます。


10億円でも3,000万円でも、考え方の本質は同じ

「でも、宝くじで10億円なんて当たらないから、自分には関係ない」

と思った方もいるかもしれません。

実は、この記事で一番伝えたいのはここです。

この考え方は、10億円を持っていなくても同じです。

例えば、

老後までに3,000万円作った人。

退職金で2,000万円受け取った人。

相続で1,000万円受け取った人。

預貯金が500万円ある人。

金額は違っても、考えるべきことは似ています。

それは、

「このお金を、どう使えば長く持たせられるか」

ということです。

10億円なら、

「毎年4,000万円使える仕組みを作れないか」

と考える。

3,000万円なら、

「全部現金で取り崩すのではなく、一部を運用しながら使えないか」

と考える。

500万円なら、

「生活防衛資金として現金を確保しながら、残りをどう活用するか」

を考える。

規模が違うだけで、

資産をどう使うか、どう守るかという本質は同じ

です。


お金は「増やすこと」がゴールではない

僕はFPとして、資産形成や資産運用の相談を受けています。

その中で、

「どうやったら増えますか?」

と聞かれることはとても多いです。

もちろん、それは大事です。

でも、本当に考えないといけないのはその先です。

お金は、

どう増やすか。

どう使うか。

どう守るか。

どう残すか。

ここまで考えて初めて、その人に合った資産設計になると思っています。

例えば、65歳で3,000万円持っていたとしても、

一切使わずに亡くなったのであれば、

資産形成という意味では成功していても、

「自分の人生のためにお金を使えたのか」

という別の問いが残ります。

逆に、老後早々にすべて使ってしまい、

その後の生活に不安を抱えるのも違います。

だから大切なのは、

使わないことでも、全部使うことでもありません。

資産寿命を考えながら、

使いたいときに使う。

守るべきお金は守る。

そして必要であれば、次の世代へ残す。

そのバランスだと思っています。


もし明日10億円当たったら、あなたはどうしますか?

ということで、

「宝くじで10億円当たったらどうする?」

という夢のあるテーマに対して、

僕は、

  • 運用する
  • 資産寿命を考える
  • 相続を考える

という、ものすごく夢のない話を経営者会でしてきました。笑

でも、こういう極端な金額だからこそ、

自分にとってお金とは何なのか

を考えやすい気もします。

増やしたいのか。

使いたいのか。

家族に残したいのか。

自由な時間を買いたいのか。

大切な人との思い出を作りたいのか。

正解は人それぞれです。

ただ一つ言えるのは、

お金は「持っているだけ」で幸せになるものではなく、どう使うかまで考えて初めて価値が生まれる

ということです。

……まあ、本当に10億円当たったら、

僕も最初の1億円くらいは使ってからFPに戻ると思います。笑

皆さんなら、もし明日10億円当たったらどうしますか?

FUMITAS代表 三宅竜二
広島のFP・暮らしのデザイン

三宅 竜二(Miyake Ryuji)

広告業界からFPへ。金融業界の「当たり前」に染まっていないからこそ、お客様と同じ感覚で、まずはお話をじっくり伺うことを大切にしています。一方で、各金融機関や専門家と強固な連携体制を整えておりますので、実務面でも多角的なサポートが可能です。難しいお金の話を、等身大の言葉で一緒に整理していきましょう。

「何から相談すればいい?」そんな段階でも大丈夫です。
公式LINEから、まずはお気軽に声をかけてください。

※広島・岡山での対面相談、全国オンライン相談どちらも対応可能です

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