
こんにちは!広島でファイナンシャルプランナーをしている、FUMITAS代表三宅です。
先日、あるお客様からこんな相談を受けました。
「某保険会社から医療保険の提案を受けているんですが、これって本当に良いプランなんでしょうか?」
書類を見せていただくと、こんな内容でした。
- 保険期間:終身(一生涯保障)
- 払込期間:65歳まで
- 保障内容:入院日額・手術給付金など
- 月額保険料:終身払いより約1,000円高い設定
一見すると「65歳で払い込みが終わるから、老後の負担が減って安心」と思いますよね。
でも、ちょっと待ってください。
その選択、本当にあなたにとってベストでしょうか?
今日は、この実際の相談事例をもとに、「一生持ち続ける前提の医療保険」の落とし穴についてお話しします。
目次
「65歳払込終了」プランの”見えない損”
なぜ保険会社は65歳払込を勧めるのか?
保険会社や担当者が「65歳払込終了」を提案する理由は明確です。
- 定年退職を想定している
- 年金生活になった時の負担を減らしたい
- 「老後は保険料ゼロで安心」というメリットを伝えやすい

この考え方自体は理解できます。
ただ、ここには大きな前提があります。
「この保険を一生変えない」という前提
保険は日々進化している
ここで、冷静に考えてほしいことがあります。
「今の医療保険を、本当に一生持ち続けますか?」
実は、医療保険や保険業界は日々進化しています。
- 新しい治療法に対応した保険が出る
- より手厚い保障で、保険料が安い商品が登場する
- 自分のライフステージが変わり、必要な保障が変わる
もし5年後、10年後に「もっと良い保険」が出たらどうしますか?
「短く払おうとした分」が損になる
ここが今回の最大のポイントです。
65歳払込終了プランを選ぶと、月々の保険料は終身払いより高くなります。
今回のケースでは、月額1,000円の差がありました。
では、もし途中で保険を見直したらどうなるか?
| ケース | 結果 |
|---|---|
| 終身払いプラン | 見直し時まで払った分だけで済む |
| 65歳払込プラン | 月1,000円×見直しまでの年数分、余計に払っていたことに |
例:45歳で加入、55歳で見直した場合
- 1,000円×12ヶ月×10年=12万円の差
つまり、「短く払おうとして月額を上げた分」が丸ごと損になってしまうんです。
「終身払い」という選択肢を検討する理由
一方で、終身払いプランという選択肢には、こんな特徴があります:
- 月々の保険料が抑えられる
- 見直した時も、余計に払った分が少ない
- 仮に一生持ち続けるとしても、保障は終身で続く
「今後いい保険が出なかったとしても、終身で持っているので損することはない」
これが、私が終身払いという選択肢を重視する理由です。
私が医療保険について伝えていること
医療保険は「卒業を目指すもの」
広島のお客さまにいつもお伝えしているのが、こんな考え方です。
「医療保険(日額5,000円や1万円、入院一時金など)は、卒業を目指すもの」
なぜか?
本来、保険は「可能性は低いけど、起きたら大きな損害になるもの」にかけるべきです。
- がんの治療で数百万〜数千万かかる→保険で備える価値あり
- 入院で10万円かかる→貯蓄である程度カバーできるなら、保険は不要かも
理想の流れはこうです:
- 20代〜40代:資産形成をしっかり進める
- 50代〜60代:ある程度の貯蓄ができたら、入院保険は「卒業」
- がん保険など、大きなリスクへの保険だけ残す
つまり、**「今の家計をデザインして、将来的に小額の保障保険は卒業する」**ことを目指してほしいんです。
そのためには、今から無理なく払い続けられる終身払いという選択肢が、家計設計上合理的だと考えています。
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インフレで「保障額」の価値は下がる
もう一つ、意外と見落とされがちなのがインフレの影響です。
今、日額5,000円の入院保障があるとします。
でも、20年後、30年後も「5,000円」が同じ価値を持っているでしょうか?
答えは「NO」です。
物価が上がれば、5,000円の実質的な価値は下がります。
「終身で保障額が決まっている」ということは、将来的に保障の価値が目減りするリスクも抱えているんです。
「老後の不安を減らしたい」という気持ちもわかる
ここまで読んで、こう思う方もいるかもしれません。
「でも、老後に保険料を払い続けるのは不安…」
その気持ち、とてもよくわかります。
実際、「65歳で払込終了」を選ぶ方の多くは、そういった老後の不安から選択されています。
もちろん、必ず私が万人にとっての正解だとは思っていません。
ただし、こう考えてみてください:
- 65歳払込プランで月1,000円多く払う
- それが40年間続くと、総額48万円の差
- その48万円を資産運用に回していたら?
「老後の不安を減らすため」に選んだはずが、実は老後の資産を減らしていた
そんなケースも少なくありません。
「たかが1,000円」が積み重なると…
実際に広島のお客さまで、こんな方がいらっしゃいました。
別の保険会社で相談されていた方なんですが、
「900円くらいなら、つけておこっかな〜」
そんな軽い気持ちで、特約をあれこれ追加されていました。
結果、気づけば月3,000円も保険料が増えていたんです。
「〇〇円だから」という判断ではなく、「その保障が本当に必要なのか?」を考えるべき
これが、私がいつもお伝えしている考え方です。
1,000円、2,000円かもしれません。
でも、そういった積み重ねが大きくなることもあるんです。

まとめ:「一生持つ前提」で保険を選んでいませんか?
今日お伝えしたかったのは、こんなことです。
✅ 「65歳払込終了」は、一生持ち続ける前提の選択
✅ 保険は日々進化している。見直す可能性を考慮すべき
✅ 終身払いなら、見直しても損が少ない
✅ 医療保険は「卒業を目指すもの」
✅ 「たかが〇〇円」の積み重ねが、将来の資産を左右する
もちろん、あなたの状況や価値観によって、最適な選択は変わります。
大事なのは、「なんとなく」ではなく、理由を持って選ぶこと
「自分の場合はどうなの?」と思ったら
「今の保険、このままでいいのかな…?」 「家計全体を見直したい」
そう思ったら、ぜひ一度お話ししましょう。
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三宅 竜二(Miyake Ryuji)
広告業界からFPへ。金融業界の「当たり前」に染まっていないからこそ、お客様と同じ感覚で、まずはお話をじっくり伺うことを大切にしています。一方で、各金融機関や専門家と強固な連携体制を整えておりますので、実務面でも多角的なサポートが可能です。難しいお金の話を、等身大の言葉で一緒に整理していきましょう。
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